2023年06月22日
皆さんこんにちは。ムーヴです。 本日は超精密ロータリ研削盤による加工事例をご紹介いたします。 今回の加工はφ150mm、厚さ20mmのSKH51材3枚の平行・平面加工です。 要求精度は平行・平面精度1μm以下となっております。 コマ上での歪み抜き加工を行い、その面を基準面としてチャックにベタ置きし、3枚同時に加工を行いました。 その結果、加工後の平面度は1枚目A面:0.65μm、B面:0.70μm、2枚目A面:0.78μm、B面:0.78μm、3枚目...
2023年06月21日
皆さんこんにちは。ムーヴです。 前回に引き続き、クリアセラムの超精密真直加工についてのお話しです。 今回の加工では、機械自体の真直精度を算出し、その結果を基にスマートサーフアップによって機械を理論上の誤差0で動かすことによって、真直加工を行いました。 ナガセインテグレックス製の超精密成形平面研削盤SGC-630αの極めて高い繰り返し位置決め再現性により、各ポイントで指定した数値通りに機械が実際に動作しました。 機械自体の真直精度を超えるような精度を達成できたのは、その繰り返し再現性が決め手です。...
2023年06月20日
皆さんこんにちは。ムーヴです。 前回に引き続き、クリアセラムの超精密真直加工についてのお話しです。 加工プロセスをご紹介します。 まず、マスターゲージを加工機SGC-630αの機上でマイクロセンスにて計測を行いました。 その機上測定値とマスターゲージ本来の測定値を比較してSGC-630αの真直精度を算出しました。 その算出値に逆位相をかけた数値を補正値として、スマートサーフアップにてポイント入力して加工を行いました。 加工後の真直度は0.08μm/570mmとなりました。...
2023年06月19日
皆さんこんにちは。ムーヴです。 前回に引き続き、クリアセラムの超精密真直加工についてのお話しです。 被削材は570×60×55mmのガラスゲージ(被削材:クリアセラム)。 加工機はナガセインテグレックス製の超精密成形平面研削盤SGC-630αです。 SGC-630αは多面拘束油静圧案内面とリニアモータ駆動(前後軸・左右軸)を採用したマシンです。 精度評価は0.3μm/600mmの真直精度のマスターゲージを基準としました。 加工プロセスについては次回ご紹介いたします。 お楽しみに!!...
2023年06月16日
皆さんこんにちは。ムーヴです。 前回に引き続き、クリアセラムの超精密真直加工についてのお話しです。 今回の加工ではスマートサーフアップという加工システムを使用しました。 ナガセインテグレックス製の「Zero」か「Neo」という制御が搭載された研削盤にオプションで付けることができる加工システムです。 マシンの左右軸と上下軸の2軸もしくは前後軸と上下軸の2軸の補間制御をすることで、傾斜がかかった平面の加工や、設定された複数の点を通る曲線などの任意形状の創成が可能です。...
2023年06月15日
皆さんこんにちは。ムーヴです。 前回に引き続き、クリアセラムの超精密真直研削加工についてのお話しです。 従来の想定を超える精度での真直加工を実現するために、ナガセインテグレックス製の超精密成形平面研削盤SGC-630αを使用しました。超精密な機械運動特性に加え、極めて高い繰り返し再現性をほこる超精密マシンです。 さらに「スマートサーフアップ」という加工システムを使用しました。 「スマートサーフアップ」とは一体何なのか。 次回ご紹介いたします。 お楽しみに!!...