皆さんこんにちは。ムーヴです。

今回も引き続き鏡面研削加工のプロセスについてのお話です。

「鏡面研削加工は両面研削加工する」という手順・条件の検証です。今回の検証では仕上げの#1200の砥石で加工する前に歪み抜き加工を行いました。

#1200砥石で鏡面加工する場合、#325の砥石と比べて砥粒が細かいため、1回当たりの適切な切込み量が少なく、気孔が小さくなり、目詰まりを起こしやすくなります。そのため、#325砥石で目標とする形状精度(平行・平面)出しを行い、最終的な仕上げ(面粗さ)として#1200砥石で鏡面加工を行うことで加工能率を上げています。

#325の砥石で母形状(平行平面精度)を精度良く加工しておくと、粗さに関して言うと、ぼけ以上に粗さ曲線が乗っているだけというイメージになります。そのため、#325の研削加工後に#600や#800といった番手の砥石による工程を今回は取りませんでした。

次回も引き続き鏡面加工のプロセスについてお話し致します。
お楽しみに!!

展示会出展の様子

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